前回に引き続き、外壁についてのお話です。
■なんとしても、雨漏りだけは絶対に防ぎたい。
雨漏りを起こそうと思ってお家をつくる人はいませんが、
世の中では、意図せず起こってしまっているのが事実でございます。
もちろん、絶対に起こしたくない当社は、
現在、社外の専門機関による監査体制も導入し、
万全の施工要領、検査体制で施工をおこなっております。
故に、当社標準仕様(高耐久塗装仕様)で施工して頂くお客様のお家には、
漏水20年保証をお約束させて頂いております。
その雨漏りを防ぐ、第一防波堤とも言えるものが
【コーキング】でございます。
■最大の弱点「コーキング」
長崎は、海が近く、潮風が舞い、湿度が高く、
夏は連日の真夏日で容赦無く日差しが照りつけ、
冬は氷点下近くまで下がり、雪も積もります。
実は、極めて過酷な気象環境の街なのです。
こんな過酷な環境の長崎で、大切にしないといけないことは、
ずばり『耐久年数の浅い【コーキング】を露出させないこと』
だと私は考えています。
■コーキングとは?
コーキングは、世の中で圧倒的多数の外壁仕上げ
「デザイン・サイディング」の隙間を埋める天然由来のゴム素材です。
これが、デザイン・サイディングの最大の弱点なのです。
(かくいう当社も数年前までの標準仕様はこちらでした。)
世間相場を見ると、コストと性能の相場的中央値が、
デザイン・サイディングでございます。
しかしながら、コーキングはゴム由来。
耐候性が極めて低いものです。
例えば、みなさんの暮らしの身近にある輪ゴム。
この輪ゴムを放置しておくと、劣化して散り散りになっていきますが、
これは、太陽からの紫外線や温度がその原因です。
同じ素材が外壁部分に使われていることを考えますと、
どうしても、コーキングの耐久年数が浅くなってしまうのは
致し方ないことをご理解頂けるかと存じます。
ただし、新築を買う際、住宅の営業マンは、
コーキングの耐久年数が浅く、
10年以内にコーキングの打ち替えが必要になることなんて、
ほとんど教えてくれないのではないでしょうか。
(リフォーム部門と新築部門が分かれていてご存知ないのかもしれません。)
では、コーキングを打ち替える場合には、
いくらくらいかかるのでしょうか?
30~40坪のお家の場合、
足場もあわせて、ざっと約60万円〜90万円でしょう。
これに、「折角、足場を建てたのだから・・・」の
お決まりのセリフに押され、塗装の塗り替えまでしてしまいますと
ある程度のスペックの塗装をすれば
150万円〜200万円がかかって参ります。
これが10年後、子育て世代の方々であれば、
お子様の進学で一番お金がかかる時に重なってくるのです。
また、車の買い替え時期も含めると、考えたくないですね。。。
余裕があれば良いのですが、子を持つ、同じ親の身として考えますと、
避けられるのならば、避けた方が安心だと思っています^^;
そこで当社では、
この最大の弱点であるコーキングを打ち替えずに済む方法として、
高耐久塗装による保護を行い、
コーキングの寿命を、できる限り伸ばすようにしています。
そして、ここでまた課題が出て参ります。
これまた塗装といっても、世の中はピンキリの玉石混交です。
また、20年も本当にもつのか?
どの塗装が良いのでしょうか・・・?
次回に続きます。
これからも、
『美しい家づくりを通して
長崎の家族の笑顔と幸せを創り続けます』
ご質問ございます方は、お気軽にご連絡下さいませ。
最後までお読み下さいまして、誠に、ありがとうございます。
イーデザインホーム株式会社
尾上英臣