ブログ

BLOG
【ブログ】収納ついての考え方
2021/04/01(追記)

 

 

今日も雨が続いていますね。
今朝の出来事です。

 

傘をさしながらの通勤途中、前方から歩いて来る女性が
しきりに後ろを振り返りながら手を振っています。

 

何気なく視線を向けると、
マンションの2階からその女性に満面の笑顔で手を振る
ご主人様とお嬢様の姿がありました。

 

今日は日曜日。
ご主人様はお休み、奥様は用事があるのでしょうね。

 

私が奥様とすれ違った後も、
ご主人様に抱かれたお嬢様が一生懸命に
「いってらっしゃーい!」と

見えなくなるまで見送る声がこだましていました。
その声が、何故か、とても嬉しかったです。

 

おはようございます。尾上(おのうえ)です。

 

このご家族、今日はご主人様がお嬢様とお留守番する日なのでしょう。
今からご主人様が朝ごはんを食べさせるのでしょうか?
それとも、ハードディスクレコーダーに録画した
「おかあさんといっしょ」を愉しむのでしょうか^^

 

朝から、ほっこりさせて頂き、
私も、また今日も一日、頑張ろう!と勝手に思わせて頂きました。

 

さて、こんなほっこりな朝の出来事から・・・

 


私がお会いするお客様の多くの方が
共働きの子育て世代の方でいらっしゃいます。

 

仕事に、送り迎えに、子育てに、家事に。
大変ですよね。

 

そして、そんな可愛いお子様がいらっしゃるご家族が直面する問題が
「賃貸の収納が全然足りない問題」ですよね。

 

「そろそろ我が家も・・・」とお家づくりを考えるきっかけも、
この問題だったりします。

 

お子様が歳を重ねるごとに充実感と幸せが増す一方、
時間と収納スペースがなくなっていく現実に
ストレスを抱えていらっしゃるご家庭も多いのではないでしょうか?

 

そんなあなたに、
ヒントになればと思い、一戸建の収納の考え方を書いてみます。

 

日本の注文住宅においては身近な”センチ”よりも
”尺”を多く用いることから、
・奥行き78cm、幅1m69cmの畳1枚より少し小さいくらいの収納
もしくは、
・奥行き78cm、幅78cmの畳半分より少し小さいくらいの収納
をドーンと提案されることがよくあります。

 

しかし、この奥行きが意外と使いづらいのです。
収納でよく使う部分は手前30cm強だったりするので
奥のものはほぼ化石と化していきます。

 


年に1度の大掃除で掘り出しては
「いつか使うかも・・・」と
来年の大掃除まで再度、埋葬するなんてことも。
以前の私のことです。(笑)

 

賃貸で収納が足りない問題に直面していらっしゃるお客様が
「収納はできるだけ多く・・・」という気持ちは痛いほどわかります。
しかしながら、注文住宅の場合、
その収納を、畳1枚増やすだけで数十万円というお金がかかってしまいます。
(この事実は、意外と見逃されがちです。)

 

また、不要ではあったけど、準備しておいた空きスペースには
1年後、不思議としっかりと物が隙間なく詰まっているものです。
「収納ありすぎたら、物がちゃんと増える説」です。

 

収納はつけすぎると、お金が勿体無いし、物も増えてしまう。
正に、「過ぎたるは及ばざるが如し」なのです。
(もちろん、収納が少な過ぎるのは問題ですよ!)

 

そんなあなたに振り返って頂きたいのが、まず、
ご夫妻2人だけが使う収納の量です。

 

お洋服、いつも使う文具類、保険証券や家計簿などの書類たち。
どれだけの収納があればきちんとしまえるのか?
是非是非、ざっくりとでも良いので白紙に書き出して見てください。

 


把握してみてください。
きっと、二重に所有している物が出て来ます。
(是非、リサイクルショップか、メルカリか、燃えるゴミ袋です^^)

 

この時、お子様のお持ち物も一緒に考えると頭が混乱してしまいますので
分けて考えることが大切です!

 

そして、お子様専用のものの収納。
小さい頃はベビーカーに、バンボに、沐浴道具に・・・
とても多くのグッズが増えて参りますよね(笑)

 

そして、その期間を卒業した後にも
「二人目ができたら使うと思うし・・・」
「お下がりで頂いた物だから・・・」
としまいこんでしまうパターンが極めて多い気が致します。

 

手放せるのなら手放した方が気持ちも、時間も、楽ですよね^^
実は、お金も楽になるのです。

 

ただ、手放せないから問題です。
この時の心情の代表格が
「もったいない」です。

 

しかしながら、
これが全ての諸悪の根源でございます。

 

しまいこんであるものの存在により、

しまいきれない物が出て来るのです。
そして、そのしまいきれない物は住所不定無職と化し、

散乱し、有益だったはずの道具さえ、
散らかるリビングの一員となり、
あなたの暮らしを邪魔するデモ隊と化してしまいます。

 


なんと、悲しいことでしょう。

 

そして、散らかり放題のリビングを片付けるために
貴重なお休みの1日を消費してしまうのです。
これこそ、もったいないと思うのです。
(時間は有限です。体力も有限です。)

 

孟子の有名なことわざに「居は気を移す」という言葉がございます。
住む場所によって、人は気性や性格が変わるというのです。

 

ニュースで見る、事件が起きた賃貸マンションのベランダは
ゴミで溢れていることが多いのも有名です。

(極端な例ですが、侮れませんね。。。)

 

あれば良いというものではないのが収納です。
これからのお家づくりに是非ご一考いただけますと幸いです。

 

 

追伸

 

すでに収納つけ過ぎてしまった!!!と思っているあなた様。
どうにか、1つの収納を空にして、3ヶ月過ごしてみられてください。
とても、すっきりした気分になります。

 

そして、この収納をリノベーションにより
書斎化してしまうことができます。
1畳の書斎。
まさに、「ドラえもん書斎」です。

 

意外と居心地の良い空間ですよ^^
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。